CCNA 試験勉強開始

基礎の基礎から復習開始です。意外と覚えることが多いので繰り返し見直して覚えたいと思います。

1.TCP/IP ネットワークとOSI参照モデル

レイヤ TCP/IP OSI 概要
7 アプリケーション層 アプリケーション層 各アプリケーションで使われるプロトコル。HTTP、FTP
6 プレゼンテーション層 データフォーマット定義、データ変換、暗号化
5 セッション層 エンドツーエンドでのセッションの開始・終了・制御。NFS
4 トランスポート層 トランスポート層 フロー制御、エラー回復。TCPUDP、ICMP
3 インターネット層 ネットワーク層 ルーティング、論理アドレス。IP
2 ネットワークアクセス層 データリンク層 データ伝送のプロトコル定義、MAC(物理アドレス)、LLC(エラー検出)、イーサネット
1 物理層 コネクタ、ケーブル塔の伝送メディアの定義。RJ-45、イーサネット
覚え方

Please Do Not Take Sausage Pizzas Away (ソーセージピザを下げないでください) L1->L7

2.ネットワークレイヤ間の相互作用

OSI参照モデルに続きレイヤ間の相互作用についてまとめてみます。

レイヤ間通信のルール
  • 隣接レイヤ間でのみデータの受け渡しができる
  • 送信元では下位レイヤにデータを渡す
  • 送信先では上位レイヤにデータを渡す
  • データが伝送されるのは最下層である物理レイヤ
  • L2ではトレイラーとして FCS (Frame Check Sequence) と呼ばれるデータのエラー検出のためのチェックサムが追加される。
レイヤー毎のPDU(Protocol Data Unit)の名称
レイヤ 名称
4 セグメント
3 パケット
2 フレーム

3.CSMA/CD アルゴリズム

  • フレームを送信するデバイスは LAN 上にフレームが送信されていないことが確認するまで待機する (Carrier Sense)
  • 複数のデバイスが同時に信号を送ることが可能 (Multiple Access)
  • 衝突が発生した場合、取り消しのジャム信号を送出して、ランダムな時間待機してから再送する (Collision Detection)

イーサネットでは、CSMA/CD キャリア検知多重アクセス/衝突検知 アルゴリズムを使い、データ送出のタイミングや衝突時の対処法を決める。

4.メディア(ケーブル)とカテゴリ

規格 ケーブルの最大長
10Base2 185m 同軸ケーブル
10Base5 500m 同軸ケーブル
10Base-T 100m UTP
100Base-TX 100m UTP
1000Base-T 100m UTP
1000Base-SX 550m 光ファイバ
1000Base-LX 5,000m 光ファイバ (SMF)
カテゴリ 用途 伝送速度
1 電話 1Mbps
2 ISDN、トークンリング 4Mbps
3 10Base-T 10Mbps
4 トークンリング、ATM等 16Mbps
5 100Base-TX 100Mbps
5e 1000Base-T 1Gbps
6, 6a, 7 10GBase-T 10Gbps
MDIとMDI-X(結線)
種類 バイス
MDI PC NIC
MDI ルータ
MDI AP
MDI-X ハブ
MDI-X スイッチ
MDI-X ブリッジ
スイットとハブ
スイッチ ハブ
データリンク層バイス 物理層バイス
衝突が発生しない 衝突が発生する可能性がある
全二重通信をサポートしている 半二重通信のみサポートしている
ポート単位で設定ができる ポート単位の設定はない
一つのポートあてに転送を行うことができる 受信ポート以外のすべてのポートにフラッディングする
MACアドレス
OUI 一意な値
24bit 24bit
00:06:2F 3A:07:BC